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1969年に発表された初代PAVO型写植機ではPAVO-Jの下位機種に当たるものです。
PAVO-Jには搭載されている欧文字幅規定装置と、主レンズ・変形レンズの電動選択が省かれた以外は共通の機能を持つと見られ(未確認)、安価で新型機の魅力を提供しました。
【管理人のコメント】
本機はオペレータ経験者の語り種となるほど普及したようです。筆者の知人など、外見も機能も画期的な進化を遂げた新しい写植機に感動したというお話やネット上の記事を散見します。
●その他の機能、仕様
| 寸法 |
幅1100×奥行800×高さ1350mm |
| 質量 |
320kg |
| 所要床面積 |
幅1750×奥行1300mm |
| 機械内容 |
主レンズ |
主レンズ24本(7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、20、24、28、32、38、44、50、56、62、70、80、90、100級) |
| 変形レンズ |
3種(No.1〜3)×8形状 合計24形状 |
| 文字枠収容文字盤 |
メインプレート2枚、サブプレート6枚 |
| 収容感材寸法 |
254×305mm |
| ファインダー |
全級数(7〜100級)、全形状(正体、平体、長体、斜体)投影可能 |
| 点示板 |
ガラス板裏点示式 |
| 電源、光源 |
AC100V 50または60Hz 白熱電灯 |
| 環境条件 |
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| 価格 |
166万円(1974.1.1現在)
230万円(1975現在=『文字に生きる』より) |
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